不動産資格の代名詞ともいえる宅建士(宅地建物取引士)と2021年に国家資格になった賃貸不動産経営管理士。
どちらも不動産の知識を体系的に学ぶには良い資格です。
なら、どっちからやればいいの?という疑問にお答えします。
私は賃貸不動産経営管理士をおすすめします。
2020年に宅建士、2021年に賃貸不動産経営管理士の試験に合格した経験をもとに、おすすめする理由をご説明します。
- 不動産投資に興味がある
- 何から勉強したらいいかわからない
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おすすめは賃貸不動産経営管理士
不動産の初心者の方には、賃貸不動産経営管理士の資格勉強をおすすめします。
- 理由① 不動産投資に関わる分野を比較的広く学ぶ事ができる
- 理由② 試験の難易度が比較的やさしい
理由① 不動産投資に関わる分野を比較的広く学ぶ事ができる
両資格の特性から、賃貸不動産経営管理士は賃貸経営に関する事柄を広く学び、宅建士は不動産契約に特化して細かく深く学ぶようなイメージです。
賃貸を借りるときや住宅を買う時は、不動産業者を介して契約することが多いです。その時に、契約前に重要な事柄を説明してくれる人が宅建士です。
難しい不動産用語や法律を正確に説明できなければなりませんので、借地借家法、宅建業法などの法律を中心に学ぶことになります。
その一方、不動産オーナーの物件を管理する業者には、適正に物件を管理する役割をもつ業務管理者という方がいます。その業務管理者になる資格要件の一つが、賃貸不動産経営管理士です。
賃貸不動産経営管理士は、不動産経営に関する経営方法(特に2021年はサブリースが多く出ました)や、建物の維持管理、工法や設備機能などを広く学びます。
加えて、宅建士ほど細かくありませんが、不動産契約に関わる法律も学ぶ事ができます。
賃貸不動産経営管理士は不動産投資やオーナーになりたい人にとっての学びの一歩として最適です。
理由② 試験の難易度が比較的やさしい
さまざまなWebサイトで言われていますが、私の体験談からも、宅建士試験より賃貸不動産経営管理士の試験の方がやさしいと感じます。
勉強して知識を得ることが最も重要ですが、やるからには資格も欲しい😆
ステップアップするための第一歩として、宅建士より先に受けると言う考え方も良いと思います。
両試験の問題数は4択が50問です。
問題の聞き方が紛らわしい問題や正しい選択肢を全て選ぶ問題などの多い少ないは、試験の年によって変わるので、どちらの資格試験が「いやらしいか」は一概には言えません。
賃貸不動産経営管理士は比較的勉強しやすい
私にとって、覚えるパターンが少ない、内容をイメージしやすい、というのは勉強のとっつきやすさという点で重要です。
テキストを読んでいて、さっぱり分からない状態が長く続くと、勉強が嫌になってきます。
最初の一歩から難しい事が続くと、早い段階で心が折れてしまいます😅
ポイント① 覚える数字やパターンが少ない
不動産に関する法律の細やかな数字(12m以下、5000㎡超など)を覚える量は、賃貸不動産経営管理士の試験の方が少ないと感じます。
パターンについても、例えば、用途地域については宅建士の方が覚える量が多いです。
主要な数種類の用途(住宅、工場など)があることを覚えておけば良い。
13種類の用途地域とその地域で建てられる建造物の種類を覚える。
資格の目的が違うのだから、覚える箇所も量も違うのは当たり前です。
体感では賃貸不動産経営管理士の方が範囲が広い反面、パターンが少なかったです。
ポイント② 内容をイメージし易いところが多い
宅建士は不動産の契約を取り扱う関係上、宅建業法や民法、借地借家法などを深く掘っていきます。
法律って難しくないですか?
テキストの説明文に加えて、イラストも載っていますが、何度も読み返してやっと理解が追いつく感じです。
一方で、賃貸不動産経営管理士で学ぶ、住宅設備の排水トラップの種類なんかは、身近なものなので覚えやすいです。
当然、賃貸不動産経営管理士でも宅建業法やその他法律に触れますが、宅建士ほどではありません。
まとめ
賃貸不動産経営管理士の試験は近年難化しています。
競争試験なので、6割取れれば絶対合格!というわけではありません。上位何%を取らないと合格できません。全く勉強せずに臨むと、勉強してきた人に負けてしまいます。
私は先に宅建士の試験に合格していたので、賃貸不動産経営管理士の勉強は3ヶ月で済みましたが、人によって必要な時間が変わります。
私たちにとって住居は生きていく上で必要なものです。住宅(不動産)について学ぶことは、FPや簿記に匹敵するくらい重要な学びだと個人的には思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございました😌
勉強方法のポイントもまとめましたのでよろしければ↓
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