賃貸不動産経営管理士は2021年度から国家資格になった資格です。不動産の管理や経営に必要な知識を広く学べる資格だと思います。
私はこの前年に宅建士の資格を受けたので、その知識を忘れてしまわない様に復習も兼ねて受けました。
2つの資格を勉強することは、単に復習だけではなくて、より広範な知識を学べるのでおすすめです。
勉強時間
2021年8月から11月の試験まで約3か月間勉強しました。
前年度宅建士試験の勉強をして、ある程度知識もあったため、1日1〜1.5時間で合計70時間程度で済みました。
使用したテキストと問題集
みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の教科書
みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の過去問題集
資格試験の歴史が浅いからなのか、宅建士に比べてテキストの選択肢が少ない印象です。あまり選択肢がない中で、好み似合うものを選びました。
2021年度版 本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士
直前模試は試験の時間感覚や、実力を測るためにも買っておいた方が良いです。
テキストの選び方
私は「読みやすさ重視」でテキストを選んでいます。
長い期間付き合う本なので、自分にとって読むのにストレスを感じないものを選んでいます。
私にとっての読みやすさのポイントはこの3点です。
- フルカラーで淡い色調
- 赤シート付きではない(または、付いていても赤字が少ない)
- 1ページに情報がつまり過ぎていない
フルカラーで淡い色調
ページの配色が全般的に薄い色(薄いピンク、黄緑、空色など)のテキストを選んでいます。
黒単色の資格試験のテキストはあまり見ませんが、赤と黒の2色刷りのテキストは時折見掛けます。
重要な情報は色付きで書かれますが、2色刷りで赤が多めに配色されると、目がチカチカして疲れてしまいます。(私だけ?)
フルカラーでも色の強い赤や青、緑などの原色を多用するものも、目がチカチカします (^◇^;)
曖昧な表現で申し訳ないのですが、薄い配色の方が私にとって読みやすい様です。
赤シート付きではない(または、付いていても赤字が少ない)
私はテキストを熟読するよりも、問題集を何回も解いて覚えるので、赤シートは使いません。
また、赤シート付きのテキストは、覚えるべきことが赤字で沢山書かれていますので、赤字が多くなると目が…(略
こうしてみると、色をかなり重視しているんだなと思います。
1ページに情報がつまり過ぎていない
情報量が多いテキストよりも、自分が諦めずに読み切れる量のテキストを選んでいます。
知識を沢山つけるためには、情報量が多いに越した事はないのですが、1ページの情報量が多いと、うまく整理して覚えきれません。
それに「これだけの量を読むの?」と思うと、妙に構えてしまって勉強意欲が削がれてしまいます。
私の場合は、最初は覚えることが少ない方が、とっつきやすく感じます。
勉強を進めていくと、テキストに載っていない情報が過去問や予想問題集で出てきた場合もあります。その場合はWebで検索して調べます。
税法は税理士の方、建築基準法は建築士の方など、さまざまな専門家がWeb上で解説されていますので、検索すればすぐに欲しい情報に辿り着きます。
今はYoutubeもあるので、テキストだけで全て満たさなくても何とかなります。
勉強方法
テキストを読んで問題集を解く。前の年に受けた宅建士資格試験の勉強と基本的な方針は一緒です。
- テキストはサッと読む
- ほとんど覚えていない状態で過去問題集を解く
- テキストをちゃんと読む
最初からテキストを熟読しても、全部覚えられないことが前提なので、問題が解けなくても気にせず、早く問題集を1週することが大事にしています。
まずは、1週目の問題集の正答率を確認し、今の力量を測る事を優先しています。
実力を知った上で、苦手な分野に多く勉強時間を割けるよう、今後の勉強する分野を決めていきます。
受験と合否
2021年11月に受験し、自己採点46点で合格しました。
細かい数字(○○m未満、△△年以内など)を問われる問題が少なかったのと、設問自体が優しく正否の判別がしやすかったので高得点が取れたのかと思います。
賃貸不動産経営管理士試験は21年から国家試験になったこともあり、近年難化している資格試験です。
ですが、意地悪な設問があまりない印象でしたので、問題集を繰り返して基本的な知識を付けていけば試験に臨めると思います。

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